訪問介護

井上クリニック
訪問介護ステーション

~「思いやりと優しさ」で最適なサービスを~

井上クリニックの訪問介護当事業所はヘルパーステーションとして20年以上の事業歴があります。
ホームヘルパーとして利用者さんの身体介護・生活介護をすることはもちろんですが、その方の病状に応じて最適な介護ができるように心がけています。
高血圧症や糖尿病などの持病がある方にその疾患に応じた調理や身体介護を、 認知症がある方への対応も、医師や看護師の指導の下、 細心の注意を払い対応していま す。
「思いやりと優しさ」 を常に心がけて、 利用者さんに喜んでいただけるサービスを 提供できるように心がけています。
また、医療機関の併設機関としての利点をいかして月に1回は医師・看護師・ケアマネとカンファレンスを行い、ヘルパー職員の資質向上に努めています。
持病のある方や退院後できるかぎり安心できる在宅療養を望まれる方などの重症患者さんで自宅での療養を考えられている方にも対応しています。ぜひご相談ください。

訪問介護とは

訪問介護とは訪問介護とは、訪問介護員(ホームヘルパー)や介護福祉士(ケアワーカー)が利用者さん(要介護者・要支援者にあたる被介護者)のご自宅をお伺いし、食事・入浴・排泄における身体介助、調理・洗濯・掃除などにおける生活介護、通院時の移動サポートなどを行うサービスのことを指します。
利用者さんが、住み慣れたご自宅にいながら自立した生活を送るために支援をすることを大きな目的としています。

メリット

  • 住み慣れた自宅で介護サービスが受けられる
  • 老人ホームなどへの入居と比べて費用が抑えられる
  • 本人だけでなく、同居する家族の負担が軽減できる
  • 大切な家族と一緒に生活を続けられる
  • 遠方に家族が住む場合も安心してもらえる
  • 生活の質(QOL)の向上が期待できる

デメリット

  • 訪問介護を利用するにあたり、唯一挙げられるデメリットとして、費用が発生するという点が挙げられます。関連して、訪問するご自宅が介護に適さない場合には、リフォームが必要になることがあります。
    その他、ご本人やご家族が、スタッフを自宅にあげることにどうしても抵抗があるという場合には、ご利用は難しいかもしれません。ご利用にあたっては、ご本人・ご家族の意思確認が大切になります。

ご利用できる方(利用条件)

訪問介護の対象となるのは、「要介護認定を受けており、自宅で生活している人」です。そのため、要介護認定を受けていない場合には、お住まいの市区町村の窓口で要介護認定の申請を行う必要があります。

※ここでの「自宅」には、住宅型有料老人ホーム・健康型有料老人ホーム・サービス付き高齢者向け住宅が含まれます。
※特別養護老人ホーム・介護老人保健施設・介護付有料老人ホーム(介護付きホーム)に入居している場合は、その施設内で介護サービスを受けられるため、対象外となります。

サービス内容

身体介助

身体介助とは、食事、入浴、排泄など、直接身体に触れておこなう介護のことです。

内容 できること できないこと
食事介助 ・食事の介助、見守り
・配膳、後片付け
・流動食の用意
-
入浴介助 ・全身浴
・足浴などの部分浴
-
清拭 ・入浴ができない場合の濡らしたタオルでの全身清拭 -
排泄介助 ・トイレへの移動介助、見守り、誘導
・失禁した時のお世話
・採尿器や差し込み便器の介助
・おむつ交換
-
更衣介助 ・衣類の着替え介助 -
身体整容 ・洗顔、歯磨き、髭剃り、爪切り、耳かき、髭剃り、整髪など ・散髪
体位変換 ・寝返り介助
・床ずれ予防のための姿勢交換
-
移乗介助 ・ベッドから床、車椅子に移る際の介助 -
歩行介助 ・転倒予防のための歩行介助 -
外出介助 ・通院、日用品購入のための外出時の支援 ・利用者さんやヘルパーの車を運転しての移動、送迎

生活援助

生活援助とは、生活に必要な家事をご自身で行うことができない・難しい場合に、ホームヘルパーが援助するサービスです。

内容 できること できないこと
洗濯 ・衣類を洗濯機で洗う、干す、取り込む、畳んで整理する
・アイロンがけ
・利用者以外の衣類の洗濯~収納
・利用者以外の衣類のアイロンがけ
掃除  ・居室、居間の清掃 ・利用者が使用しない部屋の掃除
・草むしり、花壇の水やりや手入れ
・窓拭き、ベランダの掃除
・換気扇の掃除
・引っ越しの準備や手伝い
ゴミ出し ・ゴミステーションまで持っていく -
ベッドメイク ・シーツの交換、布団の準備 ・利用者以外のベッドのメイクやシーツ交換
衣服の整理 ・衣類の整理
・ボタン付け、ほつれの補修など
・仕立て直し、裾上げなどの大掛かりな裁縫
料理 ・一般的な調理
・配膳、後片付け
・利用者以外の食事の調理
・おせち料理、誕生日などの特別な調理
買い物 ・近隣店舗での食材、日用品の購入
・生活家電の購入
・薬の受け取り
・遠方のデパートでの購入
・タバコ、お酒など嗜好品の購入
・お中元やお歳暮などの品の購入
・来客用の買い物
外出支援 ・通院の同行
・公共サービスの申請、役所への届け出、選挙、納税の際の同行
・生活資金を引き出すための金融機関への同行
・散歩(ケアプランに位置づけられる場合を除く)
・美容院、理髪店などへの同行
・墓参り、法事等への同行
・金融機関での引き卸代行、金銭管理
その他 ・免許の更新の付き添い
・住民票の取得代行
・留守番
・話し相手のためだけの利用
・ペットの世話
・自営業等の仕事の手伝い
・車の給油、洗車、清掃
・大きな家具、電気器具等の移動
・家屋、家具、家電の修繕
・模様替え
・ペンキ塗り など
清拭 - 約374円

通院乗降介助

井上クリニックや、本町井上クリニックまでの送迎です。車の乗り降りの介助、受診や薬の受け取りのための介助を含みます。当院の定期的な通院に不便を感じている方にご利用いただけます。
送迎地区範囲がございますので、一度お問い合わせ下さい。

訪問予防介護(総合事業)

要支援1,2に認定された方への、心身状況の維持や悪化防止のための支援を行います。

ご利用料金
(令和元年10月改定)

要介護の方

  身体介護(30分) 生活援助(1時間)
8:00~18:00 約277円 約249円
6:00~8:00
18:00~22:00
約346円 約311円
22:00~6:00 約415円 約374円

要支援の方

  介護予防型 生活援助型
  予防訪問介護Ⅰ 予防訪問介護Ⅱ 予防訪問介護Ⅲ 訪問サービスⅠ 訪問サービスⅡ 訪問サービスⅡ
ご利用の目安 週に1回程度 週に2回程度 週に3回程度 週に1回程度 週に2回程度 週に3回程度
ご利用料金 1,303円 /月 2,604円 /月 4,131円 /月 983円 /月 1,964円 /月 3,116円 /月

* 利用料金は介護報酬上の告示額に応じて異なる場合もあります。

ご利用の流れ

訪問介護は、以下のような流れでご利用いただけます。

1要介護認定の申請

お住まいの市区町村の担当窓口にて、要介護認定申請書に記入の上、申請します。
原則としてご本人が申請しますが、ご家族、地域包括支援センターによる申請代行も可能です。

2介護認定の通知

申請日から30日以内に、市区町村の担当者からご本人(被保険者)へと郵送で通知があります。通知書には、認定された要介護状態区分が記載されています。
なお認定内容は、申請した日にさかのぼって有効となります。

3介護支援専門員(ケアマネジャー)の決定

要介護1以上である場合は、居宅介護支援事業所に、ケアマネジャーの選任を依頼し、決定します。居宅介護支援事業所については、市区町村の担当者、地域包括支援センターでも紹介してもらえます。
ケアマネジャー決定後であっても、利用者さんやご家族の意向によって、ケアマネジャーを変更することが可能です。

4ケアプランの作成

担当となるケアマネジャーがご自宅へと訪問し、利用者さん・ご家族と面談を行います。
面談内容をもとに、どのようなサービスが必要であるかを盛り込んだケアプラン(介護サービス計画書)を作成します。

5事業者の選定と契約

ケアプランにもとづき、サービスを受ける訪問介護事業所と利用者さんのあいだで、契約を結びます。

6訪問介護サービス利用開始

訪問介護サービスを開始します。
お困り・ご不明の点がございましたら、お気軽に当ステーションにお問い合わせ・ご相談ください。

お問い合わせ

06-6700-8802
(井上クリニック訪問介護ステーション直通電話)9:00~18:00(日曜休)

処遇改善加算にかかる「見える化」要件について(情報公開)

令和6年度介護報酬改定により、旧介護職員処遇改善加算・介護職員等特定処遇改善加算・介護職員等ベースアップ等支援加算が一本化され、新加算である「介護職員等処遇改善加算」が創設されました。
当事業所では、職員の賃金体系の整備、計画的な研修機会の提供など職場環境整備を行い、事業所において加算の算定要件を満たしていることから、介護職員等処遇改善加Ⅰを取得しております。
介護職員等処遇改善加算(ⅠまたはⅡ)の算定要件のひとつ「見える化要件」について、加算の算定状況および職場環境等の改善に係る取組内容をホームページへの掲載等により公表することが求められていることから、以下のとおり公表いたします。

入職促進に向けた取組

職場環境要件項目 当法人としての取り組み
法人や事業所の経営理念やケア方針・
人材育成方針、その実現のための施策・仕組みなどの明確化
・入職時に研修を実施し、経営理念やケア方針を伝えている。
・方針についてホームページや職員採用案内に明記している。
・特色の異なる法人内小規模事業所間の業務や人事ローテーションを想定した採用を行い、
職場の活性化と職員のスキル向上を目指すことができる環境を整えている。
職業体験の受け入れや地域行事への参加や主催等による職業魅力向上の取り組み実施 ・令和5年より平野区平野本町にて『まちの保健室』の開催に取り組み、地域貢献に努めている。

資質の向上やキャリアアップに向けた支援

職場環境要件項目 当法人としての取り組み
上位者・担当者等によるキャリア面談など、キャリアアップ等に関する定期的な相談の機会の確保 担当者を定め、定期的にキャリアアップの相談ができる機会を設けている
働きながら介護福祉士取得を目指す者に対する実務者研修受講支援や、より専門性の高い介護技術を取得しようとする者に対するユニットリーダー研修、ファーストステップ研修、喀痰吸引、認知症ケア、サービス提供責任者研修、中堅職員に対するマネジメント研修の受講支援等 ・資格取得のために必要な受講費用及び交通費を一部補助している
・試験、研修受講のための勤務調整を行っている

両立支援・多様な働き方の推進

職場環境要件項目 当法人としての取り組み
子育てや家族等の介護等と仕事の両立を目指す者のための休業制度等の充実、事業所内託児施設の整備 法で定められた育児休業・育児短時間勤務に関する規則を遵守すると共に、育児・介護の休業について就業規則に定めている。
有給休暇の取得促進のため、情報共有や複数担当制等により、業務の属人化の解消、業務配分の偏りの解消を行っている 特色の異なる法人内小規模事業所間の業務や人事ローテーションを行い、部署ごとの有給取得の偏りがないように取り計らっている。

腰痛を含む心身の健康管理

職場環境要件項目 当法人としての取り組み
業務や福利厚生制度、メンタルヘルス等の職員相談窓口の設置等相談体制の充実短時間勤務労働者等も受診可能な健康診断・ストレスチェックや、従業員のための休憩室の設置等健康管理対策の実施 ・年1回の健康診断とウィルス感染予防の観点から感染症抗体検査・ワクチン接種を無料で実施している。
・敷地内全面禁煙を実施している。
・職員用休憩スペースを確保している。
事故・トラブルへの対応マニュアル等の作成等の体制の整備 事故・トラブル対応のマニュアルを作成し、初回研修時の受講項目としている

生産性向上(業務改善及 び働く環境改善)のための取組

職場環境要件項目 当法人としての取り組み
厚生労働省が示している「生産性向上ガイドライン」に基づき、業務改善活動の体制構築 (委員会やプロジェクトチームの立ち上げ又は 外部の研修 会の活用等)を行っている 定期的に法人内事業所間でのミーティングを行い、業務改善の検討や取組み・情報共有等を行い、働きやすい環境を整えている。
現場の課題の見える化(課題の抽出、課題の構造化、業務時間調査の実施等)を実施している 法人内で各種委員会を設け定期的に開催することで、現状ある問題点の抽出を行い、問題点の分析及び改善に向けての取り組みを行っている。

やりがい・働きがいの醸成

職場環境要件項目 当法人としての取り組み
5S活動(業務管理の手法の1つ。整理・整頓・清掃・清潔・躾の頭文字をとったもの)等の実践による職場環境の整備を行っている 法人内で美化委員を立ち上げ、定期的な会議を行い現場に還元している。
ミーティング等による職場内コミュニケーションの円滑化による個々の介護職員の気づきを踏まえた勤務環境やケア内容の改善 月に1回ケアミーティングを開催し、情報共有・認識のすり合わせを行い、問題点の抽出と改善策の提案を中心に話し合いをおこなっている。
ケアの好事例や、利用者やその家族からの謝意等の情報を共有する機会の提供